短大生は就活で不利なのか?実は“素直さと覚悟”こそ企業が最も欲しがる才能だった。

企業が短大生を採用する理由を、みなさんは考えたことがあるでしょうか。
実は、短大生にはほかのどの学生にもない“強み”がいくつもあります。

そして同時に、短大という進路を選んだみなさんには、
胸を張ってほしい理由がたくさんある——今日はそんな話をしたいと思います。


■短大生は「素直さ」と「吸収力」がずば抜けている

先日、福井県の仁愛女子短期大学で就活講座を担当しました。
毎回思うのは、とにかくみんな素直で、吸収が早いということ。

宿題を出せばしっかりやってくる。
模擬面接の自己PRも、ほぼ全員が作って持ってきてくれる。
1〜2分の話でも、準備を怠らない。

講師仲間も、うちの息子も同じことを言います。
「短大の子は、圧倒的にいい子が多い」と。

これは誇張ではなく、現場で毎回感じることです。
都会の4年制大学だと、“大学生慣れ”して行動が緩むケースもありますが、
短大生にはそれがありません。

まっすぐで、誠実で、言われたことをまずやってみようとする力。
これは、企業が喉から手が出るほど欲しがる資質です。


■「高校生の良い部分」を残しつつ、「社会に出る覚悟」が芽生えている

短大生はよく「高卒に近い」と言われることがありますが、
これは決してネガティブな意味ではありません。

私が感じるのはこうです。

高校生のような素直さとまじめさを残しつつ、
その一方で“社会に出る覚悟”がしっかり芽生えている。

この両立は、4年制大学ではなかなか見られません。

企業の立場からすれば、
これは“育てやすい宝”なんです。


■1年生から就活が始まるのは「不利」ではなく、むしろアドバンテージ

短大生は、1年生のうちから就職ガイダンスがあり、
夏はインターン、秋にはもう就活。

正直、準備期間は短い。
そのためSPI対策が間に合わず、受験勉強の延長線に強くない子は落ちることもある。

ただ、これは能力の問題ではありません。
「準備期間の短さ」からくる不利でしかない。

そして短大生には、その不利を上回る強みがあります。

  • 高校の延長のように、生活リズムが整っている
  • “2年で社会に出る”という覚悟が固まりやすい
  • 行動が速く、巻き返しも速い

4年制大学は、どうしても“大学慣れ”して気持ちがゆるむ時期がありますが、
短大生にはその“緩みの期間”がありません。

だからこそ、成長スピードが速い。


■短大を選んだ理由は“多様性”。そして、そのどれもが尊い。

短大を選んだ理由は、人によってさまざまです。

  • 経済的な事情
  • 4年間より2年の方が自分に合うという感覚
  • 早く社会に出たいという意志
  • 地元で学びたい気持ち

どれも、“その人が自分の人生と向き合って出した答え”。
妥協ではなく、主体的な選択です。

そこに私は、強さを感じます。


■企業も短大生も、どちらも“二重丸”

今回の講座を通して、改めて強く感じました。
短大生は、本当に魅力的な人材だということ。

素直さ、誠実さ、吸収力。
そして、2年で社会に出る覚悟。

そのすべてが、若いうちからしっかり光っています。

そして短大生のみなさんへ。

あなたたちは、“学歴”で語られる存在ではありません。
素直に行動できる力は、学歴よりはるかに価値があります。

だから、どうか自信を持ってください。

短大を選んだあなたには、胸を張る理由がある。
短大生を選ぶ企業には、未来がひらけていく。

私は、そのどちらにも二重丸をつけたいと思っています。

あなたの未来は、これから。
焦らずに、しかししっかり前へ。

心から応援しています。