就活がつらい本当の理由は「能力不足」でも「やる気不足」でもなかった

2026年1月18日

就職活動がつらい。
そう感じているあなたは、決して一人ではありません。

エントリーシート、面接、インターン。
周りと比べては落ち込み、
「自分には能力が足りないんじゃないか」
「そもそも、やる気がないんじゃないか」
そんなふうに、自分を責めてしまっていませんか?

ここではっきり言います。

就活がつらい理由は、能力不足でも、やる気不足でもありません。


就活がつらくなる本当の原因

多くの学生がつまずく原因は、
就活を「どう捉えているか」 にあります。

  • 何を基準に評価されているのか?
  • 企業は何を見ているのか?
  • 正解は何なのか?

それが分からないまま、
「頑張れ」「自分らしさを出せ」と言われる。

これは、ゴールもルールも分からないゲームに参加させられているようなもの です。
つらくならないほうが、不自然ですよね。

就活は「能力テスト」じゃない

そもそも、就職活動は能力の優劣を決める場ではありません。

企業が見ているのは、
「完成された人材」ではなく、自社との相性 です。

にもかかわらず、学生側は
「ちゃんとした人間でなければならない」
「欠点を見せてはいけない」
と、自分を必要以上に追い込んでしまう。

これも、就活をつらくしている大きな要因です。

理想だけでは、キャリアは作れない

最近、よく耳にしませんか?
「理想の自分を描こう」
「未来は自分で作るものだ」

もちろん、これは大切な考え方です。
でも、現実を無視して理想だけを語ることはできません。

私たちは、働いて、経済的に自立しなければ生きていけない。
この現実は、誰もが分かっているはずです。

その現実の一つが、就職という選択肢。
インターンシップや就職活動は、その準備段階です。

キャリアデザインとは、
理想を描くことと同時に、現実を受け止めること でもあります。

現実から逃げると、ツケは後で回ってくる

京セラ創業者・稲盛和夫氏は、人生や仕事において「考え方」が最も重要だと説きました。

この考えを就活に当てはめるなら、
現実から目を背けず、向き合う姿勢が問われている と言えます。

今、就活という現実から逃げると、
そのツケは30代、40代になってから、確実に回ってきます。

不安を感じること自体は、悪いことではありません。
問題なのは、不安だからといって、向き合うことをやめてしまうこと です。

タイパ・コスパ就活が増える理由

今回のアンケートでは、不安を感じながらも、前向きに就活と向き合おうとしている学生が多く見られました。

それは、コーイチの授業を受け、「働くこと」「社会に出ること」を考える機会があったからかもしれません。

ただ、一般的には、多くの学生が
「できれば現実を直視したくない」
「しんどいことは避けたい」
と感じているのも事実です。

その結果として、タイパ・コスパを最優先に会社を選ぶ風潮が強まっている。
私は、そう感じています。

「ポジティブ」の本当の意味

ここで、ぜひ伝えたいことがあります。
ポジティブという言葉の誤解 です。

ポジティブ心理学の世界で、ポジティブとは「楽観的」「前向きな気分」のことではありません。

ポジティブとは、現状肯定、現状理解のこと です。

例えば、コップに水が入っているとします。
「半分しか入っていない」
「半分も入っている」
これはどちらも、感情の話 です。

現状肯定とは、
「300ccの容器に、150ccの水が入っている」
と、事実をそのまま捉えること です。

就活は「気分」ではなく「事実」から始める

就活がある。
これは、感情ではなく 事実 です。

  • 好きか嫌いか。
  • 不安かどうか。
  • やりたいかやりたくないか。

一旦、それらは横に置いてください。

まずは、
「就職活動というイベントが存在している」
「参加するかどうかで、その後の人生が変わる」
という 事実を、冷静に受け止める。

その上で、自分はどう参加するのかを考える。
ここからが、本当のスタートです。

就活は、現実と向き合う練習でもある

このブログで伝えたいのは、「気合を入れろ」という話ではありません。

就活を、
能力テストでも、感情の勝負でもなく、
現実と向き合うためのプロセスとして捉えてほしい。

現実を正しく理解し、その中で、自分なりの選択をする。
その積み重ねが、理想のキャリアにつながっていきます。

これから先、経済的にも豊かに行けていくためには自分には何が必要か?何が足りないのかを冷静に(ポジティブに)考えることでしょう。まずは「適職」から探してください。その先に仕事での達成感が待っています。またその先に、自分が大切にすべき「目的意識」との出逢いがあり、それを「天職」と呼んだりします。

就活がつらいと感じているなら、それはあなたがダメだからではありません。

向き合う価値のある現実に、ちゃんと直面している証拠です。

就活がうまくいく・いかないの前に、
自分は「どんな考え方」で社会に向き合おうとしているのか。

そこに一度立ち返るだけで、就活の見え方は大きく変わります。

能力や熱意は、後からでも磨ける。
しかし「考え方」だけは、意識しなければ変わりません。

だからこそ、V3では、就活ノウハウの前に
「考え方」を問い直す時間を大切にしています。