採用担当者の皆さまへ:本気で学生に向き合っていますか?
最近、京都府立大学の1年生450人を就活イベントに引率する機会がありました。
その中で改めて感じたのは、「採用活動って、想像以上に大変だ」ということ。学生たちと企業が出会う場は、実はそれほど単純ではありません。
まず、企業ブースに立つ担当者の方々へ、学生たちがどう見ているかをお伝えしたいです。1年生であっても、「この会社、自分に必要としてくれているのかな?」「自分がここに入る意味ってあるのかな?」と、かなり真剣に見ています。だからこそ、企業側が適当に対応していては、学生には響きません。
採用活動はマーケティングそのもの
採用は、「人を集めるためのマーケティング活動」そのものです。どんな学生に来てほしいのか、どんな価値を提供できる会社なのかをしっかりと考え抜き、それを伝える準備が必要です。
例えば、学生が「来てよかった!」と言う背景には、企業の「おもてなし」があります。ただブースを開いて待っているだけではなく、「ここで働く未来」を具体的にイメージさせる努力が欠かせません。学生たちに響く採用活動をするには、以下のような準備が必要です。
- 自社の魅力を整理し、簡潔に伝える力。
- 求める人材像を明確にし、それに共感してもらうアプローチ。
- 一人ひとりの学生に「この会社で必要とされる存在だ」と思ってもらう工夫。
これを考え抜いて実行するのは、実際には非常に労力がかかります。それでも、そこを怠ると、いくら求人を出しても「応募が来ない」「すぐ辞める」といった結果になりかねません。
良いことばかりを伝えるのはNG!
最近の学生たちは、「福利厚生が充実している」とか「残業が少ない」という話だけでは動きません。もちろん、それらも大事ですが、それ以上に「この仕事には意味がある」「ここで働くやりがいがある」という部分をしっかり伝えることが重要です。
本音を言えば、「やりがい」って簡単に言えない部分も多いですよね。大変なこともあるし、思い通りにいかないことも多い。でも、だからこそ、それを乗り越えたときの達成感や、自分が会社や社会に与える影響を、学生たちに伝えていくべきなんです。
採用は“対話”の時代へ
ここからは、採用の手法そのものについてお話しします。
最近の採用活動では、学生をリラックスさせて本音を引き出す「面談型」が主流になりつつあります。形式張った面接ではなく、学生と企業がお互いに話し合い、理解を深める対話の場としての面談が注目されています。
一方で、「フランクすぎる」と戸惑う学生もいるのが現実です。「志望動機を話したい!」という学生もいれば、「肩肘張らずに話したい」という学生もいます。このギャップをどう埋めるかは、採用担当者の腕の見せどころです。
採用活動は“未来を築く”仕事
採用活動は、「ただ人を集める」作業ではありません。企業にとっても、学生にとっても、未来を一緒に築く仲間を探す重要なプロセスです。だからこそ、採用担当者には熱い思いと工夫が求められます。
この大変な仕事に向き合い、企業の未来を創るための採用活動を、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!学生に本気で向き合えば、必ずその熱意は伝わります。
株式会社V3では、なかなか学生がこちらを向いてくれないとお悩みの採用担当者の方向けに
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