「学歴フィルターってあるんですか?」

4月から大学の前期授業が始まりました。私は月曜~木曜まで毎日違う大学・学部の学生にキャリア・就活・インターンシップの講義をしています。
そのような授業の中で学生から質問されることは、「学歴フィルターってあるんですか?」という質問。私が登壇する大学は私学がほとんどなので、そこを心配する気持ちはわかります。

企業の採用活動の中では、大学名で選別したり対応を変えたりする場面は実際のところ多々あると伝えたうえで、その理由を次のように伝えています。人は「やりたいこと」は頑張れる。しかし勉強のような「やるべきこと」をしてきた学生は一定の評価を受けても良いのではないか。なぜなら仕事のほとんどは「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」だからと説明します。

そのうえで、では有名大学ではない学生は足切りされてチャンスがないのか?という問いには、そのような会社も一部は実在しますが、全体で見るとそうではないと言っています。

その理由として、企業が求める能力で学力は意外と低く、
1位コミュニケーション能力
2位主体性
3位チャレンジ精神
となっています。
高い学歴は過去の栄光。目の前の人に対して「気持ちの良い挨拶」「目を見てハキハキ話せる」「礼儀正しい」「元気で若いエネルギー」など、当たり前のことかも知れませんが、対人関係を築くうえで基本的な「今」そして「未来の可能性」を感じる人でないと難しいということです。

だからこそ、「今の時代、全大学のキラッと輝く学生を採りたがっている。だからこの大学であまり見かけないような良い意味での少数派の学生になろう。そのためにあなたは何をすれば良いか、変身プランを立てよう。」と伝えています。


私の授業を受けてくれたほとんどの学生は「気持ちが前向きになった」「やる気が出てきた」「性格が明るくなった」とアンケートに書いてくれます。そのメソッドの一例としまして、「就活ボイトレ」という声のトレーニングを毎週5分程度行います。授業を見学に来た人は皆驚きます。「理系の学生があんなに大きな声を出して挨拶できるんですね!」
それを「中川マジック」と言ってくださる高校、大学の教職員の方々からお褒めいただくこともありますが、マジックには種があるもの。私のキャラクター的なものに加え、13年の講師経験から得た根拠と計算された段取り、ステップがそこにあるのです。声を出すことで、本来その学生が持っているエネルギーが点火するのです。授業見学されたい教育機関、企業の皆様、是非お気軽にお問合せください。