キャリアセンター課長が語る中川コーイチの魅力
学生との強いつながりを生む
茂登:今は某火災保険の人事担当になっている女性がいます。彼女は学生だった当時、中川さんに指摘され、「表現ができない!」って講座の途中で泣きながら教室を飛び出して行方不明になりましてね。探しに行ったらなんと非常階段の下で、蜘蛛の巣の中に埋もれて泣いてたんですよ。紺色のスーツが真っ白になるくらい。
このことがあってから何かが吹っ切れたんでしょう。その後は大手、損保系の企業からバシバシ内定をもらって無事希望通りの進路に就職。今は彼女自身が採用担当者になって頑張っていますよ。
ーー就活の授業を受けてくれた学生が社会に出て第一線で働いているのを聞くのが私は一番うれしいんです。
茂登:たくさんの卒業生と今でもつながりがありまして、採用担当者もおりますので会社の雰囲気を教えてもらったり会社見学会を開催してもらったり有り難い限りです。こういう関係値が築けたのもひとえに中川コーイチ氏との出会いがそうさせたんじゃないかと思います。
留学生も熱くなる
茂登:留学生も中川先生の講座に参加する学生がポツポツ増えてきました。一生懸命、たどたどしい日本語でしゃべるわけですが中川先生も一生懸命応えようとする。あれは印象的でした。中川先生はパワフル+サービス精神旺盛な人だと思います。
学生にとっては最初は講師の人には近づきにくい。そこで距離感を保とうとするんですが、中川先生はスッと入ってくるので、そういうところがすごくうまいなと思います。小さな親切大きなお世話を焼くのが中川先生ですね。
同業の講師との違い
茂登:まず高い!(笑)
外部から講師を呼ぶ場合は大学の予算取りからスタートするわけですが、東京から有名な方をお呼びしたりもしました。そういう人たちは雰囲気を盛り上げるのはうまい。でも、自己PRやエントリーシート作成っていう講座が終わったらそこで終わりなんですよね。学生にとっては「あー面白かった」で終わっちゃう。身になっていない。
費用対効果を考えたら中川コーイチさんの講座は決して高くない。
大学側としても、この講師を呼んでどれだけ波及効果があるのか、どれだけ学生に火を付けさせるか、やる気を起こさせられるのかを理解していないといけない。
私なんかはもう、1年以上前から中川さんのスケジュール抑えにかかってましたよ。今でも大学側に対して「中川さんの講座を1回みなさい、見たらわかります」と伝えています。百聞は一見に如かず。どれだけパワフルか(笑)。
学生がやる気になる
茂登:企業情報はもちろんですが、就活中の学生の悩みに対して「こうすれば解決するよ」って言うのが講座の中にうまく入ってくるんです。
例えば不安がる学生に対して「なぜ不安なのかというと、要は自己分析ができていないからだよ」っていうところに落とし込んでくる。「面接が怖いって何がこわいの?大体こんなこと聞いてくるやん」ってアドバイスが入る。すると学生は一生懸命メモを取り、自分でしゃべってみる。体験しながら不安を払しょくし自信につなげていく。こういうところは中川氏はうまいなぁと思います。
唯一無二の講座
茂登:中川さんの凄さって、毎年同じ講座はぜったいしないこと。毎年変化してくる。あれがすごいのと、他の地域も含めたホットな企業情報も学生にインプットしてくれるので我々も感動するくらい勉強になります。特にキャリア教育を熱心にしてきた教員ほど「本当に毎回勉強になります」と言いますね。
ーーいろんなところでやっている講座で毎回少しずつ学生の反応を見ながら変えています。これは学生に響く、響かない、というのを常に実証実験をしている感じです。試しながらそれまでの集大成をぶつけていく感じですね。
茂登:そういうところがすごいですよね。私は今、いろんな大学を回っていく中で、もっと中川コーイチという講師を世間にPRしていくのが私の任務ではないかと思ったりしているんです。
茂登 一位(もと いちい)
株式会社ディーセントワーク 相談役
2022年3月まで北陸大学 進路支援課 課長
現在は新卒・中途採用支援がメイン。大学、短大、専門学校へ出向き就職活動の支援を行なう。本人曰く「学生の日常生活にまで口を挟む暑苦しい」タイプ。学生本人はもとより家族や担任も巻き込み、学生本人にとってベストな企業を紹介することを旨としている