インターンシップ変更元年!呼び名が紛らわしい
25卒からインターンシップの定義が変更され、図のような4タイプに分類されました。これは産業界の要望と文科省などの三省合意によるものです。インターンシップは就業体験必須を守りたい国側と、インターンシップからの選考を公認してほしい企業側との折り合いをつけた形です。タイプ③と④を満たすものしかインターンシップとは呼べないということです。
ここで紛らわしいのが今までの1DAYインターンシップの呼び名です。学生から質問されるのは「オープンカンパニーで検索しても検索にヒットしないんです…」というわかりにくさ。就業体験がないセミナーや説明のようなプログラムは今後、タイプ①のオープンカンパニーとするべきなのに、企業は相変わらず1DAYインターンシップとして告知しているのです。就職サイトにしても「仕事体験」「仕事研究」などの名称になっています。
オープンカンパニーという言葉がまだ学生に浸透していないだろうという配慮かもしれませんが、実は各大学でインターンシップが変更したことを学生にレクチャーしており、企業側が思うよりもオープンカンパニーが学生に浸透しています。国がこの新インターンシップを推進したいなら、この名称を使うように企業や就職サイトに要請してほしいです。
このようなインターンシップの定義と呼び名の曖昧さはさておき、私が就活生に伝えていることは、3年生の夏休みにタイプ③の就業体験ができるものに1社~2社、タイプ③のオープンカンパニー(1DAYインターンシップ)にできるだけ多く(2~3社)参加するために、その企業をリストアップすることを勧めています。
私の仕事の呼び名も「就活講師」から「インターンシップ案内人」に変わっていきそうです。
学生にインターンシップ参加の背中を押すことならお任せください。