福利厚生自慢で終わってない?~リアルを語るプレゼン力で学生に選ばれる会社へ~

2025年7月4日

就活イベント引率で見えた学生の本音

先日、学生たちを連れて合同企業説明会に参加してきました。イベント後、彼らに感想をプレゼンしてもらったんですが、そこには採用担当者としてぜひ知っておいてほしい本音が詰まっていました。まず、「大手企業のプレゼンはうまくて、つい聞き入ってしまう」という声。やはり大手の安定感は強い。一方で、「福利厚生の自慢話ばかりで、本当にその会社で何ができるのか分からなかった」という声もあったんです。

学生が求めるのは「リアル」な情報

学生たちから出た感想には、「若手社員がエネルギッシュに話している企業は魅力的だった」「大変なところも話してくれる会社に信頼感が持てた」といった声がありました。実際、25卒生への就活調査でも、学生が企業選びで重視するのは「やりがい」「働きやすさ」や「どんな経験が積めるか」が上位に来ています。(参照元:HRPro

福利厚生はもちろん大事ですが、それだけでは心を動かせない時代です。

プレゼン力は会社の顔になる

学生からの「最初は興味がなかったけど、偶然座った企業の話が面白かった」という声が象徴的でした。プレゼンはただの説明ではなく、会社の顔として学生に「ここで働きたい」と思わせる大きなチャンス。だからこそ、いい話ばかり並べるのではなく、「大変なこともあるけど、挑戦できる環境がある」というようなリアルな話こそが響くのです。

学生の生の声

先の就職イベントに参加した学生の感想の一部をお届けします。

・福利厚生のプレゼンが多いなと思った(福利厚生自慢みたい)

・大手企業はプレゼンがうまい、ついつい聞いちゃう

・質問力が必要だと気付いた。面接でも必ず「質問は?」と聞かれるから。

・中小でも若手がエネルギッシュに話をしている会社は惹かれる(=プレゼン力大事)。

・合説、正直めんどくさかったが、参加したら会場の担当者がとてもウエルカムな雰囲気で接してくれて、就活をやるきっかけになった

・実力主義の会社が多い

・最初は嫌々、知らない会社も多く、偶然座った会社から得られる情報もあることが分かった

・いい話ばかりなので、自社のダメなところも話してくれるところは信頼できる

・仕事の大変なところも聞けて良かった

総じて学生はプレゼン力に惹かれる人がいる一方で、果たしてプレゼンで決めていいのか?と思う学生もいるようです。いずれにせよ、学生との貴重な接点を最大限生かすためには、採用担当側のプレゼン力が重要なポイントです。

福利厚生自慢から一歩先へ

どうしても福利厚生の話に偏りがちですが、今の学生たちは「福利厚生はあって当たり前」という感覚です。それよりも、「この会社でどんな成長ができるのか」「どんなやりがいがあるのか」を知りたい。御社の魅力を一緒に整理して、学生にしっかり届くプレゼンを作っていきませんか?

まとめ

私自身、学生たちの声を聞き、プレゼン力の大切さを再認識しました。御社の魅力を学生にどう伝えるか、一緒に考えるお手伝いをします。お気軽にご相談ください。