中小企業の経営者必見!採用を成功に導く「もうひとりの面接官」戦略
中小企業の“人材戦略”は、採用担当者ひとりの肩にかかっている

先日、ある中小企業で“ひとり採用担当”として頑張っている方から、リアルな悩みを聞いたんです。「社長や現場は“誰でもいいから来てほしい”って言うんですよ。でも、それって本当に正解ですかね?」
その言葉、グサッときました。
私も日々、学生の就活支援をしながら企業の採用支援に関わっていますが、中小企業では150人未満ならほぼ例外なく、採用担当はひとり。300人規模の企業でも兼務が当たり前。そんな中で、採用担当者が孤軍奮闘しているんです。
でもその一方で、社内の人間関係や将来のチーム構成を想像しながら、「この人を採用していいのか?」と悩んでいる姿がある。これ、決して他人事じゃないですよね。
コンピテンシーは大事、でも社内に偏りがあるとどう活かす?
「コンピテンシー(=活躍人材の共通項)」をもとに採用する手法は、確かに理にかなっています。ただし―中小企業においては、そもそもその“活躍人材”のサンプル数が少ない。しかも、業務に偏りがあったり、特定の人だけが突出していたりして、分析の軸がぶれてしまう。

結果どうなるかというと、「なんとなく感じがいい人」を採ってしまいがち。いわゆる“好み採用”ですね。
これが一番怖い。なぜなら、時間もコストもかけて採った人材が、早期離職したり、社内の空気を乱してしまったりする可能性があるから。
経営と採用を「つなぐ」戦略パートナーが必要
だからこそ、私は経営者の方に言いたいんです。
「採用は“誰でもいい”から“誰が必要か”へシフトしましょう」と。
そのためには、採用担当者と“経営レベルでの対話”を重ねること。現場にどんな人材が必要なのか、今後どんな組織を目指すのか、そのビジョンを共有することが不可欠です。

さらに、外部の専門家や人材会社を「もうひとりの面接官」として活用することもアリだと思います。客観的な視点で、「御社にフィットする人材像」をデータで示す――これ、今後の採用成功のカギになるはずです。
データで見る“採用担当”の現実
中小企業の8割以上は採用担当者が3人以下、という実態が報告されています。
社内の採用担当者の人数を質問すると、1位が「2〜3人」で37.1%、2位が「1人」で34.7%、3位が「専任の採用担当者はいない」で14.7%という結果になった。1〜3位までの回答を合計すると、採用活動をしている中小企業の8割以上は採用担当者が3人以下であり、さらには約5割の企業では担当者が1人か専任担当者がいないことが明らかになった。
(引用元:https://hrzine.jp/article/detail/6299)
つまり、多くの企業では「兼務」や「片手間」で採用を進めているという現実がありました。
でも、人材こそが企業の未来をつくる資本。採用に戦略がなければ、未来の事業展開にもブレーキがかかるんです。
「人をちゃんと見る採用」を提供します
ちなみに、V-3ではロジックブレイン社と連携し、企業・学生の双方に「その人らしさ」に着目した支援を行っています。企業向けには、社員の個性や行動傾向をAIで可視化できるクラウドHRMシステムを提供。中小企業にありがちな「うちは優秀な人が採れない」という思い込みを払拭し、成長企業が実践するような戦略的採用・マネジメントを、中堅・中小企業でも実現できるようサポートしています。

一方、大学・学生向けには「ビッグファイブ分析」などの心理特性診断を通じて、自分の強みや働き方の傾向を理解し、自己PRや企業選びの精度を高める取り組みも行っています。
私は、企業にも学生にも、そして大学にも深く関わってきた立場だからこそ、それぞれの立場やニーズをつなげることができます。「人材の偏り」を嘆くのではなく、データと本質をもとに、未来の戦力を見出す採用を一緒に実現していきたいと思っています。
まとめ
私は、就活生の支援だけでなく、企業側のリアルな声にも耳を傾けることで、採用という場をもっと意味あるものに変えたいと考えています。
「採用」は、単なる人集めではありません。経営戦略の一部です。
もし「どんな人を採ればいいかわからない」「採用担当が孤立している」と感じている経営者の方がいたら、ぜひご相談ください。もうひとりの“戦略的パートナー”として、私がその役割を担います。
具体的なノウハウやアドバイスをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください!