就活のゴールは内定?!その考え方、危険ですよ!

2025年3月26日

就活のエントリー数はどれくらいがベスト?

30社エントリーしてください」と聞いて、みなさんはどう思いますか?

「そんなに応募するの?」と思う人もいるかもしれません。「3社くらいで十分じゃない?」と感じるかもしれません。実際にそういう声をもらったこともあります。確かに、今は3社エントリーすれば1社くらい内定をもらえる時代です。しかし、ここで大事なのは「できるだけ手間をかけずに内定を取ること」ではなく、「就職後の自分の姿が描ける会社の内定を取ること」です。

こちらの動画もご覧ください。

30社エントリーの理由

なぜ30社なのか? それは、より良い選択をするためです。

例えば、30社にエントリーすると、そのうち15社くらいはエントリーシートを書いて選考を進めることになるでしょう。そして、10社くらいは面接やインターンシップを通して企業と接点を持つことになります。この過程で、自分に合う会社が見えてくるのです。

特に「1業種3社くらい」は見ておくべき。同じ業界の中でも会社ごとに雰囲気や働き方が違います。比較しないと、どこが自分に合うのか分かりません。いろんな会社を見てこそ、志望動機も明確になり、自分にフィットする企業を選びやすくなります。

インターンシップの選び方

エントリーするだけでなく、インターンシップにも積極的に参加しましょう。ただし、どのインターンに参加するかは慎重に選ぶべきです。

座学だけのインターンやグループディスカッションのみで終わるものは、企業との接点が少なく、仕事の本質が見えにくいことがあります。それよりも、社員と直接話せる機会があるものや、実際の業務を体験できるプログラムを選ぶのがおすすめです。会社名だけで選ばず、「自分がその職種や業界にどれくらい合うか」を確認できるインターンを選びましょう。

ミスマッチを防ぐために

「早く就職活動を終えたい」と思うあまり、「とりあえず内定をもらえればいい」と思うかもしれませんが、ミスマッチは大きなリスクです。

ここで言うミスマッチとは、「入社したものの、何も得られずに辞めてしまうこと」です。転職を前提にキャリアを考えるのは良いですが、最初の会社で経験やスキルを何も得られないまま辞めるのはもったいないし、自分に自信をなくす原因にもなります。

今は超売り手市場で内定が出やすい時代だからこそ、慎重に企業を選ぶことが大切です。「簡単に内定がもらえるから」と適当に選んでしまうと、入社後に後悔する可能性が高くなります。

まとめ

就活では「とにかく内定をもらう」ことよりも、「自分に合った会社を見つける」ことが重要です。そのために、30社程度エントリーし、幅広く企業を比較しながら自分に合った会社を見極めましょう。また、インターンシップの選び方にも注意し、できるだけ実際の業務を体験できるものを選ぶことが大切です。

これが私が提唱している『農耕型就活』です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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タイパ重視の昨今ですが、本当の意味でのタイムパフォーマンスって何だと思いますか?今の自分よりも、入社してからの自分を思い描いてほしい、と私は強く思っています。