ESが通らなくても大丈夫!その経験が未来を拓く

ESが通らないと嘆く君へ:「落ちる」ことは「教えてもらう」こと

「ESがなかなか通らないんです…」

最近、そんな悩みを抱えた学生と話す機会が増えている。合同説明会の相談コーナーでも、「面接にすら進めない」と不安そうに話す学生が多かった。

でも、私はこう伝えたい。

落ちたことを糧にして、プラスに変えてほしい。

誰でも内定が出るような会社に落ちたわけじゃない。しっかり適性を見て合否を決めてくれる会社を受けたからこそ、「自分はこの会社には向いていない」と知ることができたんだ。


ESが通らないのは「否定」ではなく「気づき」

「自分を否定された」と感じるのは当然だろう。頑張って書いたESが通らなければ、ショックを受けるのも無理はない。

でも、視点を変えてみよう。企業は適性を見極めて、君に「合わないかもしれない」と教えてくれているんだ。言い換えれば、「もっと向いている場所があるよ」というサインとも言える。

就活のゴールは「内定」ではなく、「自分に合った会社に入ること」。だからこそ、ただ受かりやすい会社を探すのではなく、「自分が活躍できる環境」を見極めることが大切だ。


ESは「書類選考」ではなく「自己表現」

「通らないんです…」とESを持って相談に来る学生を見ると、私はむしろ「良い就活をしているな」と感じる。なぜなら、一発書きのESであっさり通過してしまう人よりも、試行錯誤している分、成長できる可能性が高いからだ。

とはいえ、今の学生のESには「ネットの例文をそのまま書いたような内容」が多い。例えば、「強みは問題解決力」「学生時代に力を入れたのはサークル活動」といった内容。企業側は、こうしたテンプレート的なESを見飽きている。

企業が知りたいのは「君自身」のこと。

  • どんなときにやる気が出るのか?
  • チームでの役割はどんなものか?
  • 友人や先生からどんな風に評価されるのか?

「こういうふうに人からよく言われる」「自分はこういう環境で力を発揮できる」といった、リアルなエピソードを盛り込もう。決して「話を盛る」必要はない。むしろ、等身大の自分を伝える方が、面接でも楽に話せる。


まとめ

「ESが通らない…」と落ち込む気持ちはよくわかる。でも、それは「君に合った環境を探すためのステップ」なんだ。

もし、どこに向かえばいいのか迷っているなら、一緒に考えよう。ESの書き方だけでなく、自己分析のポイント、面接での伝え方など、具体的なアドバイスができる。ぜひ、気軽に相談してほしい。