教職員も驚く中川コーイチ流就活講義の秘密

2025年1月14日

金城大学での新たな挑戦

石川県の金城大学で初めての面接対策講座を実施しました。この講座は、元北陸大学就職課の課長で、現在は株式会社ディーセントワーク相談役を務める茂登さんからのご紹介で実現したものです。茂登さんが私と金城大学を結びつけてくださり、この貴重な機会をいただきました。(茂登さんについて詳しくは こちら をご覧ください。)

金城大学はこれまで医療・福祉・保育分野の専門職に特化した学部が中心で、学生たちは基本的に実習に参加し、その後専門職として就職することが一般的でした。そのため、一般的な就職活動の支援はほとんど必要がありませんでした。しかし、今年4月に総合経済学部が新設され、企業就職を目指す学生が増えることが予想されています。これに伴い、一般的な就活指導が求められるようになったのです。

とはいえ、総合経済学部の学生はまだ1年生しかいないため、今回は福祉や保育分野で就職を目指す3年生の中でも、一般企業や公務員を目指す意欲的な10名を対象に面接対策講座を行いました。

最初は正直、学生たちがどれだけ積極的に反応してくれるか不安もありました。医療や福祉系が中心の大学で、学生たちの印象はおとなしく感じられたからです。しかし、講義が始まるとその不安は一気に吹き飛びました。声出しの練習から始めると、学生たちはしっかりと応えてくれました。

学生だけでなく先生方にも刺激を与える講義

講義後、教職員の方々から「こんなにエネルギッシュな講義を見たことがない」「学生たちがあんなに反応するとは驚き」というお言葉をいただきました。別の高校で講義を行った際にも、先生から「あんな熱のこもった講義はできない」と感嘆されました。私の講義スタイルは、「一回勝負」の熱量を込めたものです。それが学生だけでなく、先生方にも大きなインパクトを与えるようです。

特に大学では最近、アクティブラーニングのような手法を活用した講義が求められていると感じます。ペアワークやグループワークを導入すると、学生たちは驚くほど積極的に取り組んでくれます。このアプローチが「当たり前」だと思っていましたが、多くの教育現場ではまだ新しい試みのようです。

注記:アクティブラーニング(Active Learning)は、従来の一方的な講義形式とは異なり、生徒が主体的に考え、問題解決に取り組む学習法です。

追記:2017年、文部科学省の学習指導要領から「アクティブラーニング」という言葉が削除されました。その経緯や私の見解は次回のブログでお伝えしたいと思います。

資格や知識ではなく、学生を惹きつける力

同業の就活アドバイザーの中には、資格を取得したり、知識を深めることに注力している方も多いです。それは非常に重要なことですが、私自身が最も重視しているのは、学生をいかに惹きつけるか、そして彼らの力をどう引き出すかという点です。

例えば、資格や知識が豊富でも、それを一方的に伝えるだけでは学生の心に響かないこともあります。私は講義中、学生同士が対話しながら学び合う場を作ったり、彼らの主体性を引き出す工夫を欠かしません。その結果、学生たちは講義に自然と引き込まれ、積極的に取り組んでくれるのです。

このようなスタイルは、単なる「情報提供」に留まらず、学生が自ら考え、行動する力を育む点で他のアドバイザーとの差別化につながっていると感じています。

まとめ

金城大学での講座を通じて改めて感じたのは、熱意と工夫次第で学生は必ず反応してくれるということ。そして、それが先生方への刺激にもつながるということです。就活の現場で求められるのは、ただ情報を提供するだけでなく、学生を巻き込み、彼ら自身の力を引き出す指導方法です。

「学生を惹きつける就活指導」を学生に提供したいと感じている教職員の方、ぜひ私にご相談ください。具体的なノウハウやアドバイスをお伝えすることができます。お問い合わせをお待ちしております!