仁愛女子短大での就職試験対策講座から見えた、新たな可能性
学生たちの変化を目の当たりに
2024年11月30日、私は仁愛女子短期大学で1年生向けの就職試験対策講座を担当しました。今回の講座では、学生たちの明らかな変化を感じ、非常に印象深い時間となりました。
特に驚いたのは、学生たちが積極的な姿勢を見せ始めたことです。この日、彼らは事前に受講していたSPI講座の後にもかかわらず、集中力を切らさず真剣な表情で臨んでいました。以前と比べて反応が違う、確かな成長の兆しを目にしました。
活気あるウォーミングアップとPREP法の練習
講座の始まりには、私が1時間ほどのウォーミングアップを担当しました。声出しや笑顔の練習を通じて雰囲気をほぐし、続いてPREP法を使った伝え方の練習を行いました。PREP法とは、「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再結論)」の順に話を組み立てる手法で、就活でも役立つスキルです。
このオープニングの時間は非常に盛り上がり、学生たちの元気な声が教室に響き渡りました。普段は声が小さく、控えめな印象の学生たちが大きな声を出し、笑顔で参加する様子に私自身も驚きました。
模擬面接で感じた「理由付け」の力
その後は4つのチームに分かれ、集団面接形式の模擬面接を行いました。講師が面接官役を務め、学生5人ずつのグループで練習を進めました。ここで目にしたのは、学生たちの「話す力」の向上です。
これまでの経験では、自分の強みを述べることはできても、その根拠や背景を説明する学生が少ない印象がありました。しかし、今回は違いました。強みを支える理由や、育ってきた環境、経験を絡めて語ることができる学生が現れたのです。この成長は、短期間の講座でも吸収力の高い学生たちの力を物語っています。
素直さが成長の鍵
講座を通じて強く感じたのは、「素直さ」の重要性です。教えたことをすぐに実践し、しっかり自分の中に取り込む学生と、なかなか行動に移せない学生では、成長スピードに大きな差が出ます。
講座後のフィードバックでは、大学の先生方もその成果に驚いていました。「普段は学生の反応が薄い」と話していた先生方も、今回の講座の盛り上がりを見て、外部講師が提供する新しい方法論の効果を実感していただけたようです。
新しい自分に出会った学生たち
一番驚いていたのは、学生たち自身だったのではないでしょうか。普段はなかなか声を出すことがない彼らが、大きな声で自己表現をする経験は、新しい自分との出会いだったに違いありません。「やればできる」感覚を掴んだ彼らが、今後の就職活動でどのような成長を遂げるか、とても楽しみです。
まとめ
今回の講座を通じて、学生たちの可能性をさらに引き出すためには、やり方や方法論が非常に重要であると再認識しました。「今の若者は…」と一括りにするのではなく、適切な指導と環境を提供することが、彼らの成長を加速させる鍵です。
もしこの記事を読んで、「もっと具体的なノウハウが知りたい」「自分の学校や企業でも同じような支援が必要だ」と感じられた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。一緒に未来を切り拓くお手伝いができれば幸いです。