学生たちの成長を引き出す就職試験対策講座の現場から~やり方次第で反応は変わる~

2024年12月31日

仁愛女子短大にて1年生向けの就職試験対策講座を担当しました。その時の気づきを皆さんに共有します。


学生が「変わり始めた」瞬間

🔹 ウォーミングアップ
私が担当した最初の1時間は、声出しと笑顔の練習、そしてPREP法(結論→理由→具体例→再結論)での伝える練習。驚くほど活気があり、みんな笑顔で元気いっぱいに取り組んでくれました。


模擬面接で気づいた「成長する学生」の共通点

そのあと、4つのチームに分かれて集団模擬面接を実施しました。
ここで印象に残ったのは、自分の強みをしっかり理由付けして話せる学生がいたことです。

これまでは、「強みは◯◯です」と言うだけで終わり、その理由や背景(なぜそう言えるのか)のアピールが弱い学生がほとんどでした。しかし今回は、自分の成長過程や環境を含めて、筋道立てて話せる学生がいました。

🔹 成長が早い学生とは?
「言われたことを素直にやる」――この姿勢が最も重要です。逆に、どれだけ伝えても実践しない学生もいます。聞く姿勢行動力が、就職活動の成否を分けると感じました。


大学職員のガイダンスと外部講師の違い

今回、大学の職員の皆様も学生の変化に驚かれていました。普段、職員の方々が実施する就職ガイダンスでは学生の反応が薄いと感じているようです。しかし、私たちのような就活のプロが講座を担当すると、学生たちは驚くほど反応し、積極的に取り組みます。

🔹 ポイントは「やり方」と「引き出し方」
「今の学生は反応が薄い」と言われがちですが、本質は教え方・伝え方の違いにあるのではないでしょうか。


学生自身も「驚くほどの成長」を感じる

一番驚いているのは学生自身かもしれません。模擬面接で、普段は小さな声の学生が、大きな声で自信を持って話す姿がありました。「自分でもこんなにできるんだ!」――この経験が、学生に自信と行動力を与えます。


伝えたいこと

学生に必要なのは、正しい方法で伝え、実践させる場です。
教職員の皆様、外部のプロを活用することも一つの選択肢です。

学生たちは、適切なアプローチをすれば、確実に成長します。
私は、学生の「一歩を踏み出す力」を引き出し、未来をサポートし続けます。

次ページにて学生アンケートの分析結果をご覧ください。