「心と体の疲れに希望を感じる」— 就活講義での気づきから学ぶこと
過去の資料を整理していた時、ふと、ある学生が就活講義の後に書いたアンケートの一文を見つけ、すごく心に響きました。

「心と体の疲れに希望を感じます。」
この一言、みなさんはどう感じますか?「疲れ」と「希望」って、一見すると真逆のように見えますよね。でも、この学生にとっては、心と体が「疲れた」ことが、前向きな変化の手ごたえだったのかもしれません。
挨拶ひとつで変わること
講義では例えば「挨拶の大切さ」をいつも話しています。先日も「挨拶できなかったら就活では問題外だよ!」と強めに伝えたことがありました。すると次の講義から、教室に入る学生たちが「こんにちは」と言ってくるようになったんです。

これだけでも嬉しい変化です。実は、挨拶ひとつでも周りの印象や自分の気持ちって変わるんですよね。だからといって、急に完璧な挨拶を求めるのは難しい。でも、少しずつレベルアップしていくやり方ならどうでしょう?
挨拶をレベルアップする方法
授業では、挨拶を「ゲーム感覚で成長させよう」と話しています。挨拶にはこんな4つのレベルがあります。
- 頭を下げる
- 笑顔
- 相手の目を見る
- 声に出す
最初は恥ずかしくても、少しずつ挑戦していくと気づけば「自分から挨拶するのが当たり前」になっていきます。そして、この「自分から」がポイント。挨拶は相手に言われて返すだけではなく、先にできるようになることが大事なんです。
なんで大学生になると挨拶しなくなる?
高校生までは自然にできていた挨拶が、大学に入ると急にできなくなる人が多いんです。これ、なんでだと思いますか?
理由は簡単で、誰も「挨拶しなさい」と言わないから。挨拶する意味を考えなくなってしまうんですよね。でも、それをきっかけに「やらなくてもいいか」と感じてしまうのはもったいない。挨拶って、実はすごく気持ちがいいし、自分も周りも変わるんです。
「やりたくないこと」が成長の鍵
アンケートに書いてくれた「やりたくないことほど、自分にとってやるべきこと」。これって、すごく大事な気づきだと思いませんか?誰だって、慣れないことや恥ずかしいことは避けたくなります。でも、そういうことをあえてやることで新しい自分に出会える。それを、この学生は実感したんでしょうね。
最後に

アンケートの中の「心と体の疲れに希望を感じます」という一文は、この学生が自分の変化に手ごたえを感じた証だと思います。小さなことでも、やった結果が自分を前に進めるんだと気づいた瞬間です。
冒頭のアンケートはおそらく2017年か2018年あたりに大阪産業大学工学部の就活講座のアンケートで書かれたものです。
これを書いてくれた人、もしこれを読んでいたらぜひ連絡ください!その後どう成長したのか、ぜひ教えてほしいです。そして、これを読んでいるみなさんも「挨拶」から始める小さな一歩を大切にしてください。それが、自分の未来を変える大きな鍵になるかもしれませんよ!